2022年4月22日金曜日

元気をもらう

  きょうのお当番は、久しぶりに小梅と一緒になった。

ゆうスペースに一緒に入るのは、ほんとに何年ぶりだろうというくらいだ。
マーガレットも居てくれたのだが、事務作業が忙しく、
ゆうスペースには、耳だけの参加(と言っている)であった。

ゆうスペースは、常連のかたが、2名。
そのうち、おひとりは、この春、中学を卒業されて、
高校に進学されたとの報告に来てくださった。
元気に通学されているとお聞きして、ほんとにこちらも嬉しくなった。
長い道のりだったと思うのだが、お母さんも、よくがんばってこられたと思う。
もちろん、進学は喜ばしいことだけれど、それだけではなく、
本来のその方の持ち味を発揮して、明るく元気に過ごしておられるという点が
一番うれしいことだと思った。

こうして、長く活動をしていると、関わりのあった方々が
年度がわりに、嬉しい報告をしてくださることも多い。
経過を知っているだけに、私たちも一緒に喜んでいる。
この先はまだまだ何があるかはわからないけれど、
いろいろな経験を糧にまた一段と成長していかれるだろうと
想像している。

こういう嬉しい報告を受けて、私たちも元気をもらえて、
またがんばろうという気持ちになった1日だった。  (Nami)

2022年4月14日木曜日

さくら舞う季節に思う

 先週のスタッフ会議のときには、山科疎水の桜が満開。

心も軽やかに春を満喫したが、今日はもう葉桜になりつつある。
今年はあちこちの桜が一気に開花して、春爛漫を実感したけれど、
不登校の子を持つ親は、桜の花が舞う時期になると気持ちも揺れる。

ゆうスペース。フェルマータとともにお二人をお迎えする。
長年、お話を聴かせていただいている会員さんと、
初めて参加してくださる方。
子どもさんのつらさに直面していっぱいいっぱいになる気持ちを、
少し先を行く会員さんが受け止めてくださる。
状況は違っていても、通じるところはたくさんある。

新学期になって、これを機に動き出そうとする子ども。
前日から準備万端…と思っていても思うようにはいかない。
そんなとき、背中を押してもいいのかどうかわからない。
親にできることはなにもないのかと落ち込む。

「こんな状況は私だけ?」
いえいえみんな同じです。

押したり引いたりして、ときにはあきらめて、
子どもとの暮しを重ねている内に子どもが動き出す。
それがいつになるのかわからないのがもどかしいけれど、
誰かと思いを共有していれば、「その時」を待つことができる。
そんな場を提供していければいいな、とあらためて思った。

新学期を迎え、期待したり失望したり。
自分が思い悩んでいたときの気持ちを、
次回の通信でスタッフが綴る予定です。

「学校に行けないことで悩むこと」

つらい思いをすることがなくなることを願って。(さくら)