2024年12月10日火曜日

アイメッセージ

 今年最後のゆうスペースは、マーガレットとのお当番。
最近、スタッフ会議はオンラインで参加することが多いので、
事務所で顔を合わせるのは久しぶりかもしれない。
お昼を食べながら近況報告。話はつきない。

ゆうスペースはお二人参加。
子どもさんが通信制高校2年に在学中のかたと、
中3で通信制進学を考慮されているかた。
いろいろと情報交換される中で
「親の思いの伝え方」が話題になった。
進路のこと、日頃の生活のこと、気になるゲームのことなど、
心配や不安なことになるとどうしても親の気持ちが先走り
子どもに強い口調で言ってしまうこともある。
仕方ないよね。

失敗を繰り返してきて、今だから言えるのは
そんな時こそ「アイメッセージ」。
ゆうスペースの「お約束」に中にもある
「私だったらこう思う」というメッセージ。
子どもに思うことを伝えて、判断は相手に任せる。
子どもに対してだけでなく、
パートナーや周囲の人に対しても意識することで
自分も相手も大切にできることを学んだ。
もちろん、ゆうスペースでも忘れずに…
と言いつつ時々忘れそうになるから、何度でも意識して。
うん、私もちょっと成長したはず(笑)

参加者さんのお話を伺うことは、自身のふり返りにもなり
私にとっても本当に貴重なひとときだと感じている。
ご参加いただき、ありがとうございました(さくら)

2024年11月29日金曜日

ゆうスペース

 きょうは、マーガレットとお当番。しばらく直接会ってなかったので、
近況報告など話すことがいっぱい。
フェルマータも交えて、3人でのおしゃべりは楽しくて、
ついつい、手がおろそかに。

 ゆうスペースは、キャンセルがあったので、
きょうのご参加はおひとりだった。
もう長く来てくださっている常連の方なので
こちらもゆっくりとお話を伺う。
お母さんも、これまでよくお子さんに付き合っておられて、
さぞ、大変だったと思うけれど、その分、子どもさん本人も
十分な休養をとれたのではという気がする。
おうちでの会話をお聞きしていても、ほほえましく、
ご家族のコミュニケーションが良好なので、安心してお話も聞かせてもらう。
休養十分だと、ちょうど、学年が上がったり、上の学校に進学したり、という
タイミングで、何らかの動きにつながることも多い。
その時期は、親の方は、ちょっとドキドキはらはらとしてしまうけれど、
力をつけている本人自身は、こちらが驚くほど、スムーズに、ハードルを越えて
行ってしまうことも多い。
親の方は、平常心でいることは難しいかもしれないけれど、
これまで同様に、日々を過ごしながら、
どういう結論を本人が出すにせよ、本人に任せて、やってみるしかないので
それを応援する気持ちを持っているだけでよいと思う。

 長く続けて来てくださっているかただと、
お母さんのお話だけでも、そのお子さんのたしかな成長を感じることができるので、
勝手に親戚か近所のおばちゃんのような気持ちで、
「大きならはったなぁ。しっかりしはったなぁ。」と思っている。
しばらくお会いしていないけど、長く会員でサポートしてくださってる方などは、
振替用紙に、近況報告を書いてくださる方もおられたりして、
それを読んでは、スタッフで、喜び合っている。
♪あんだんて♪に関わってくださった方々には、
言葉ではうまく表現できないけれど、どこか身内のような気持ちがするので、
近況報告を聞かせてもらうととても嬉しい。
つくづく、関わってくださった皆さまの気持ちに支えられて
続いてきた活動だと思うし、ありがたいことと思う。
春に、皆さまからのその後のお話が聴けるのを楽しみに待ちたい。
                             (Nami)




2024年11月13日水曜日

再始動にエネルギーがいるのは母親も一緒

久しぶりのお当番。さくらと二人、ゆうスペースでお話を伺った。

今日の参加者はお一人。
子どもさんと長らく丁寧に向かい合ってこられたお母さん。
子どもさんはまだ外に向かっての動きは見られないけれども、
それなりに落ち着いてこられ、
これからは少し距離を持って接してもいいのかなと
感じておられる様子。

子どもを動かすことは難しいけれども、自分が動くことはできる。
母親も自分の時間や世界を大切にしてもいいのではないかと思う。
しかしながら、子どもに寄りそってきた時間が長いと、
急に離れることは親子お互いにとって不安である。
また母親自身も、新しい世界へ踏み出すのは勇気とエネルギーがいる。

無理をして動くことはない。ただちょっと外の世界を意識するだけでも、
停滞した家の空気が動きだすのではないだろうか。
(ラスカル)

2024年10月25日金曜日

進路選択の時期

  きょうのゆうスペースは、たまたま、小6と中3で
それぞれが進路を選ぶ時期の方が来られた。
ちょうど、フェルマータが同席してくれていたので、
通信制高校や、単位制高校のことなど、話してくれて、
参考にしていただけたと思う。
親は情報を集めておいて、あとは、候補になりそうなところに
可能なら、本人と一緒に出向いて、実際の学校を見てみる。
高校の場合、全日制を選ぶか、通信制を選ぶかで、登校日数の負担は
かなりかわってくるし、欠席日数によって留年ということにも
つながるので、慎重にならざるを得ないけれど、
あくまでも「本人の意志」で、選ぶことが大事になってくる。

中3となると、中学校の方からは、高校に向けて、
練習の意味でも、少しでも登校できるようにと配慮してこられる
ケースもあるかもしれないけれど、
まもなく卒業する中学に登校する努力よりは、
この先の受験や、新しい環境になじめるだけのエネルギーを
蓄えることのほうが、今の時期では最優先だと思う。
休養十分で、エネルギーが蓄えられていた子は、
親が想像するハードルは、易々と越えていくというのは、
うちに来られたほかの方々を見ていてもそう思う。

 秋も深まり、なんとなく気ぜわしい季節になってきますが、
もうしばらく、ゆっくり休養して春に備えてくださいね。
とはいえ、それを見ている親の方は、何かと心がざわざわしてくる
季節でもあるので、ゆうスペースで吐き出してもらって
少しでも、気持ちが和らぐことを願っています。
お待ちしています。         (Nami)

2024年10月19日土曜日

afterゆうスペース

  ちょうど、お昼ごろに事務所に着けるように家を出たら、
駅前のショッピングセンターで、たまたま小梅を見かけて合流。
小梅がお弁当を買うのを待って、二人で向かう。
天気予報通り、お昼前から雨も降りだした。
事務所前のお地蔵さまのところには、子ども神輿が置かれていて、
明日のお祭りの用意がされていた。
きっと明日は賑やかなことだろうと思う。

 きょうのご予約はおひとりだった。
動き出したといっても、十分ではないエネルギーの状態で、
本人の希望であっても、そのとおりに行動できるわけでもなく、
親はそれに振り回されてしまう。
学校の協力や親の理解があっても、
子ども本人のしんどさはすぐに解消されるわけでもない。
子どものいろんな形のSOSをキャッチしながら、
寄り添っておられるお母さんは、とてもがんばっておられて、
ほんとにすごいと感心した。
でも無理されませんように、少しでも、気持ちの発散になれば
と思うので、また来ていただけたらいいなと思う。(Nami)


2024年9月11日水曜日

今だから伝えられること

 9月も半ばだというのに真夏のような日差しの中、事務所に向かう。
今日の相方はNami。
台風の影響もあって8月は活動がなかったので、郵便物が貯まっている。
それを処理しながらのおしゃべり。
お互いに読書好きなので情報交換して、図書館に予約して…
これもお当番の楽しみのひとつだ。

午後からはゆうスペース。初めての方がお二人。
遠方からの方と、先日の迷走台風の影響で延期をお願いした方。
ようこそお越しくださいました。

子どもが学校に行けなくなり、毎日子どもの顔を見る生活は息詰まる。

自分は子どもに寄り添えているかな?向き合えているのかな?
余計なことを言ってしまった…、この対応でいいんだろうか…
勉強はしなくてもいいの?この先、この子はどうなるの?

不安でいっぱいになり、自分を責めてしまう。
小さな不安が大きな渦になって、巻き込まれてしまう。
ああ、あの時私もそうだったな。

子どもに寄り添う、向き合う…しんどい、ムリ!!
またいらんこと言うたな、あんなことせえへんかったらよかった…と落ち込む毎日。
勉強はできなくても仕方ない、将来もなんとかなるはず…
と自分に言い聞かせても、背中から心配と不安のオーラがわき出る。

そんな日々を送りながらも、徐々にこれでもいいんかなと思い始める。
気がつくと、子どもは少しずつエネルギーを貯めて一歩踏み出していった。
あの頃私がしていたことは結局、日々の暮らしを回していくこと、
自分の不安を誰かに聞いてもらうこと。それだけだった気がする。
そんな日々を送っても、なんとかなったよと、今だから言える。
不安の渦中にいる方に、今だから伝えられることのひとつだ。

「今日、来てよかった」と思ってもらえたら、
渦巻く不安の勢いがちょっと緩んだら、私たちもうれしい。

事務所を出たときはまだ猛暑が渦巻いていた。
でも家についたときには、少しだけ暑さがましになっていた。
秋の気配?長く続いた猛暑も必ず終わる。
何とかしのいで、心地よい季節の訪れを待ちたい。(さくら)



2024年7月26日金曜日

通信印刷とゆうスペース

 きょうは、予定していたスタッフが体調不良により、
急遽お当番にフェルマータが入ってくれた。こういう時に
いつもフェルマータが居てくれるのは、本当にありがたい。

 ゆうスペースは、この暑いなか、初めての方と長年の会員さんおふたりと、
3人も来てくださった。年齢は、小中高と分かれていたが、
悩みながら過ごされてきた過程にも
共感できることがあったのではないかなと思う。
小、中、高とそれぞれの年代ごとで、悩みは様々なので、
その時々で、親も試行錯誤して対応していくしかないけれど、
小、中学生の方には、先に進むとこんな風に悩むこともあるのだなと
想像ができたり、上の年齢の方は、過ぎたことを振り返って、
こういうやり方もあったのかと逆に参考になることもあるのではないかと思う。
親の会の良さというのは、
自分の子どもにまったく当てはまることがなかったとしても、
お聞きしたお話が、何らかの自分の気づきにつながるという点だ。
なぜか、自分の子どものことは気づきにくくても、
よその子どもさんのお話を聴くと、理解できたりすることもあり、
ちょっと引いた目線で子どもを見てみると
これまでと違った変化や成長に気づくことができるかもしれない。
子どもの成長には、“良好な親子関係“が望ましいと思うのだけれど、
こういった良好な親子関係というような漠然としたものの在り方が、
よそのおうちのケースが参考になったりすることもある。

 きょうは通信印刷もあり、いつものお手伝いのかたと、さくらが
あとで来てくれた。きょうもまったく通信発送には関わることもできず
申し訳ないのだけど、3人でちゃっちゃっとやれてしまうほどの
熟練3人組が素晴らしい。お疲れさまでした。
暑い日が続きますが、皆さま、ご自愛ください。  (Nami)