2023年3月31日金曜日

年度末のゆうスペース

 きょうは久しぶりにCocoとお当番。
たまっている話がいっぱいあって、フェルマータも顔を
出してくれると、事務所の仕事も、つい手が止まってしまう。
がんばって早くやらなくちゃ。

 年度末のゆうスペースには3人来てくださった。
たまたま同じ年齢の高校生がいらしたので、
共有できる話題もあってよかったかもしれない。
同じ年齢でも、回復段階によって対応は違って当たり前だけど、
先を行く先輩の話には、気づきがたくさんあると思う。
基本的にはどの方でも同じなのは、本人の意志を尊重することと
お母さんがしんどい思いをしないやり方でいいということかなと思う。

新年度を控えて、学校対応に、お母さんに重い負担がかかってしまう
事態が想定されるけれど、選べるのであれば、
お母さんは自分がしんどくない方法を選んで間違いないと思う。
ともすると、不登校をしている我が子のことで、先生に
ご迷惑をかけていると思いがちだし、
親としても、ほかの親御さんと同じことはしなければいけないと
思ったりもしてしまうかもしれないけれど、そういう親の引け目
のようなものは、子どもの回復にはプラスになることはないと思う。

先生に対しては、感謝の気持ちはそれはそれとして
伝えたらよいことで、
何かの要望がある場合は、そのままの熱意をもって
伝えればいいのではないかなと思う。
もちろん願い通りになるとも限らないのは当然だし、
子ども自体のドタキャンもいつもありえるのだけれど、
本人が、何かやってみようかなと言い出した時の意欲は
大事にしたいと思う。
ドタキャンすることは、親としては、がっかりすることだけど、
不登校の子の場合、やってみようとする意欲が出てきた証。
結果として、完遂するには少し力が足りないというレベル
だと思うので、ドタキャンを何度かしながらも、
次第に、やり遂げられるようになっていった気がしている。
 
 新学期は、本人もだけれど、親の方も気持ちが落ち着かず
結構しんどい時期かなと思います。
そういうときは、どうぞゆうスペースにお越しください。
少しでも、ほっとする時間が持てますように。
                     (Nami)


2023年3月8日水曜日

ゆうスペースはほっとしてもらえる場にしたい

 今日は久しぶりにさくらとふたりでお当番。
以前は良く一緒に事務所でおしゃべりをしていたが、
ここ数年は会議もオンラインですませることも多く、
活動日も減ってお当番が重なることも少なかった。
フェルマータも加わって、今準備中の本のことや
先日行ったスタッフ全員での座談会のこと、
家族や家庭の出来事などなど、話題が尽きない。

 ゆうスペースは三人参加。
それぞれ年齢も性別も不登校歴も様々であったけれども、
互いのご苦労や悩みを共感し合う穏やかで温かい空間となった。
高校受験のこと、フリースクールのこと、学校との関わり方など、
情報交換もできてとても有意義だったと思う。

 子育てには正解はない。失敗も成功もない。
その正解もないものに、
「こうかな?」「やっぱりこうかな?」と思い悩みながら
子どもと向き合っている親。
もうそれだけで十分なのではないだろうか。
ゆうスペースはそんな母さんたちの頑張りを労い、
ちょっと力を抜いてほっとしてもらえる、
そんな場所にしたいなと思っています。 ラスカル