2021年9月29日水曜日

通信印刷と発送とおしゃべり

 今日はお手伝いに来てくださった会員さんおふたりも加わっていただき通信の印刷と発送業務。

その間に手を動かしながら近況報告。
私は久しぶりの事務所なのですっかり手順を忘れてしまっている。
少しずつ思い出しながら進めてゆく。
スタッフのみんなと話しているうち、
溜まっていた想いをアウトプットできて、気持ちも解れていく。
話を聞いてくれる場所ってあるようでなかなか無い。
コロナ禍の閉塞感のある今だから話したい事、聞きたい事を我慢している方も多いと思うけれど
一人で抱えないで。
もうしんどい。と思ったら助けを求めていいんです。
ほんの少しの休憩で、ちょっと頑張れます。

そんな居場所になればいいなといつも思っていますが、一番助けられてるのはスタッフかも。
まだ暑い歩道を歩きながら、気分はずいぶん軽くなった私でした。

小梅

2021年9月24日金曜日

コロナの影響による不登校の生活の大きな変化

 緊急事態宣言下ではありましたが、手洗い消毒、換気など感染対策に努めながら

ゆうスペースを開催、3名の方が参加してくださり、フェルマータとさくらと三人で
お話をお聞きしました。

私たちの子どもが不登校だった頃にはなかった、考えも及ばなかった話題が二つ。

一つは父親が在宅勤務となり家にいる時間が増えたことにより、
不登校の子どもと家族皆が顔を付き合わせて暮らしていて、
とてもストレスを感じるということ。
私たちの子どもが不登校していた頃は、どちらかというと父は仕事が忙しく
ほとんど家にいることがないというご家庭が多かった。
父親は子どものしんどそうな姿を知らないので不登校への理解が得られないとか、
一日中ダラダラ過ごしている(ように見える)姿を父親は知らないので
ずっと子どもと一緒にいる母親のしんどさを理解してもらえないというお悩みが
多かった。中には、子どもが学校へ行っていないことを父親に隠し通している
というご家庭もあった。
今はこのコロナ下で在宅勤務という全く新しい状況が生まれた。
家族仲が良かったとしても、常に家族の気配が感じられるというのはなかなかの
ストレスだと思う。
たまには一人になりたいと、家族それぞれが感じているかもしれない。

二つ目は
子どもたちのネットを介した人間関係の広がりや交流が当たり前になってきていて、
さらにそれが低年齢化しているということ。
そこでは同世代だけでなく異年齢や異性の人とも交流できるし、
ゲームやカラオケを楽しみ、共通の趣味で話が盛り上がる。
直接会って遊ぶこともあるし、楽しい話題だけでなく、進路や生き方についても
語り合ったりもする。ゲームの塾まであるというお話もお聞きした。
仕事も勉強もネットで行われる時代、親世代も単純にスマホやゲームの時間制限を
するとか、「困ったもんです」と眉をひそめたりしているだけではすまされない。
その使い方を子どもとともに学び、その利便性と危険性を体験すること、
また専門的すぎて手に負えないというときにはその道の専門家やプロに
相談するとか託すとか、そういう対応も必要になってきていると感じた。

コロナの影響により、不登校の生活にも大きな変化が起きていると、
実感した今日のゆうスペースでした。(ラスカル)