2023年7月28日金曜日

それぞれのゆうスペース

 今日はNamiとお当番。
私にとっては久しぶりのゆうスペース、4人満席になった。

久しぶりの方は近況報告。
しんどかった時期を知ってるだけに、受験できるのかしら?
と言ってたのに、登校されて遊びにも行ってらっしゃるとの事。
動きすぎなのでは?と心配してらっしゃる。

別のおふた方の状況はちょっと似ていて、
学校にはいけないけど、
友達との関係や家庭での環境も安定している状態。
勉強とかは二の次でゆっくりされたらいいですよ、
とお話ししたけれどやっぱり勉強の遅れは気になるものなのですね。
「でもやる時になったらぐんぐん吸収するので、大丈夫です。
今はできなくて当然です」とお話しした。

もうお一方は兄弟の対応に家族の中で対応がまとまらず
苦慮しておられた。
様子をみながらお母さん自身が楽になる方法を
見つけてくださらればと思う。

我が子も過ぎてしまえば、
勉強せず、文字の書き方さえ忘れていたけど、
高校に進学すると決めればそれに向けて勉強していた。
目的があればできるのだと、驚いた。

それぞれの歩みがあるけれど、お母さんも、ご本人も夏休み、
少しゆっくりできますように。(小梅)

2023年7月11日火曜日

私だけじゃないんだ

6月半ばに学びリンクさんから発行された「不登校あるある」。
♪あんだんて♪20周年の記念にと、スタッフが手分けして執筆した本。
もう読んでいただいたでしょうか?

今日は朝から新聞の取材に来てくださり、
フェルマータ、ラスカルとともに取材を受けた。
本を出したいきさつや、込めた思い、伝えたいことなどなど
記者さんが私たちの話をうまく引き出してくださる。

自身が経験したことや活動をする中で感じたことを書きながら、
大切にしたことはタイトル通り、
読んだ人が「あるある」「私だけじゃないんだ」と思ってくださること。
わかっているけどできないこと、
やってはいけないと思っていてもやってしまうこと、
私たちもいっぱい経験してきた。
そのたびに落ち込んだりしていたけれど、
気がついたらなんとかなっていた。
ゆうスペースに来られない方もいらっしゃるだろうけれど、
この本を手に取ってくださり、そんなことが伝わればいいなと思う。

午後からはゆうスペース。マーガレットとお話を伺う。
子どもが学校に行けなくなり、家族との関係も揺らぐ。
日々、厳しい状況で暮らしていらっしゃる様子に、心が痛む。

そんな中、初めて来てくださった方が最後に
「不登校の子どもを持つお母さんって、本当にいらっしゃるんですね」
と笑顔でおっしゃった。
ネット上で見ることはあっても、
こうやって直に会うことは初めてだとか。
私だけじゃないんだと、実感された様子だ。

「また来ます」
そう言ってくださることが本当にうれしい。
お話を伺うことしかできないけれど、
ホッと一息ついていただける場を大切にしていきたい。(さくら)