2024年1月26日金曜日

通信印刷とゆうスペース

 きょうは、ラスカルと事務所当番。
通信印刷もあるので、さくらは直接社協へ向かってくれた。
さくらとラスカルは、通信の編集も担当してくれているので、
印刷日までにも仕事がたくさん。
20年も活動をしているので、今号は125回目の発行で、
ふたりとも、慣れたものとはいえ、それぞれがどういう状況であっても
自分の仕事をきっちりこなしてて、身びいきと言われるかもしれないけど、
ほんとにすごいことだし、感謝と尊敬しかない。
また、印刷日は、ベテラン?のお手伝いの方が
ありがたいことに、毎回お越しくださり、
これまた、手慣れたものなので、すぐに発送準備が整う。
そんなわけで、私は帰り際に郵便局に運ぶのを手伝うだけで終わってしまうという
印刷日の風景はいつものことである。

 ゆうスペースは、お二人のご参加だった。
おひとりは、初めての方で、中3の方だったのだが、
この時期になると、卒業後の進路については悩まれて当然だろう。
特に、本人に目に見えるような動きがさほどない場合は、
親としても動きづらいものがある。
お母さんはご本人の意志を尊重しておられたので、
それで十分だと思った。
ただ、今は、動けなくても、親は情報を集めておくのが大事というのは、
うちの「不登校からの進路選択」の本や、♪あんだんて♪通信でも何度も
取り上げさせてもらっているところだが、
情報を持っていることで、親の気持ちも安定するので、
そうしながら、この時期を過ごしてもらいたいと思う。

ご本人の意志で、納得した進路を選択できれば何よりだと思うけれど、
エネルギーが十分でなく、選択できない場合であっても、
この際、先延ばしにしてもなんとかなるものだということも
併せて伝えていけるといいなと思う。そういうのもアリだと
伝えたうえで、自分はどうしたいのかを考えてみてほしいと思う。
学校の区切りとご本人の進み具合は必ずしも一致するものでもないということは
多くの方のお話を聴かせてもらって、感じているところで、
親としては、歯がゆいかもしれないけど、
焦らず、ご本人のペースを見極めることが大事かなと思う。

進路選択に限らないですが、こうしたときのはらはらやらイライラは、
一人で抱えずに、ゆうスペースに吐き出しに来てくださいね。
お待ちしています。             (Nami)     

2024年1月10日水曜日

男の子はおもしろい?

 今年初めてのゆうスペース。
Cocoとは年末から続けてのお当番。
年始から続いた心痛むできごとに思いを寄せながら、
これからはどうか穏やかにと願う。

年末からの郵便物の中に1冊の冊子が。
おうみ子ども・若者未来のタネプロジェクトが発行している
『学校に行きづらい子どもたちのための育ちと学びのサポートブック』の
最新号「湖南圏域エリア版」だ。
この冊子は親御さんたちが自らの手で作成され、
すでに発行されたものと合わせて、滋賀県内の情報が網羅されている。
♪あんだんて♪も情報誌がスタートだっただけに、
この冊子の大切さを実感する。
↓こちらからご覧いただけます。

湖南圏域エリア版、甲賀市版では『不登校でも子は育つ』が紹介され、
またコラムなど県外の方にとっても大切な情報も載っているので、
興味のある方はぜひご一読を。

午後からゆうスペース。
初めての方と少し先を行く人と、合わせて3名の参加。
この日はみんな男の子の母親。♪あんだんて♪マジック!!

母親にとって男の子は「なんだかよくわからない存在」でもある。
特に思春期になると急に大人びて、戸惑うことも多い。
一方で妙に子どもっぽくて「なんで?」ということも。
しんどさから出てくる行動だとわかっていても
異性であるが故に受け入れ難かいこともあるし、
粗暴だと感じて、「この子は大丈夫か」と不安になることもある。
でもそれぞれの経験を話してみると、誰もが通る道だとか
よくあることだとわかりちょっと安心。
「男の子ってねえ」とクスッと笑い話になることも。
母親にとって男の子は「おもしろい存在かも」なんてね。

逆に父親と娘もそんな関係なのかもしれないと思う。
何とか理解しようと歩み寄れば寄るほど、
関係がぎくしゃくするとも聞きき、
父親の涙ぐましい努力が届かないことも多い。
でも父親がお互いに話をすれば
「やっぱりそうなんだ」と力が抜けるのかもしれない。

心配なことをひとりで抱えているとどんどん不安になるが、
どこか安心できる場所で、ちょっと口にできればホッと一息つける。
ゆうスペースもそんな場でありたい。

必要な方に必要な支援が届きますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。(さくら)