2021年10月29日金曜日

きょうだい関係

  きょうのゆうスペースでは、皆さんきょうだいがいるので、

そのことが話題に上った。学校に行ってる子、行ってない子がいる場合、
また、きょうだいとも行っていなかったりと、ケースバイケースで
その時々の対応も難しいけれど、どの子に対しても親が思う気持ちが
伝わればいいのかな。
きょうの皆さんは、悩まれた時期もあっただろうけれど、
それぞれの子どもさんに心を配られていて、とても感心した。
子どもさんもしっかり受け止めてもらえていると感じておられるから、
安心できるんだろうなと思った。

 きょうのお子さんの中には、低学年の方もおられて、
付き添い登校ということも話題に出たが、私とラスカルもその昔、
そういうことをやっていたということを思い出した。
ただ、そこまでして、学校に親が付き添って登校する意味が
どこにあるんだろうとだんだん疑問に思うようになって、
そのうち自然と足が遠のいたのだった。
付き添い登校は本人もしんどいかもしれないけど、親にもとても負担がかかる。
学校のほかの子たちを目にするのも、我が子と比べてしまって、
心理的に、ダメージを受けてしまうし、先生の対応にも神経を使うので、
とにかくくたびれてしまうのだ。
やはり母親がしんどくなるようなことはしないにこしたことはない。
母親がしんどいと、子どもにいい影響を与えることはできないと思う。
私が無理するより、家の中で親子で笑って過ごせる時間を作るほうが
ずっといいと思うようになり、結果的にそれは正解だったと思う。
ゆうスペースに来てくださるお母さんたちには、
頑張りすぎないで、とお伝えしたい。
お母さんが楽になると子どもも楽になっていくと
私は身をもって感じている。

 きょうは、7か月ぶりの事務所当番だった。
活動日になんのお役にも立ててなくて、ほんとに申し訳ない思いだ。
その間、ほかのスタッフに負担をかけているのだが、
それでもまた戻ってこられる場所があることが、嬉しくて、感謝している。
ゆうスペースでも、皆さんがほっとできる時間を
また一緒に作っていけたらいいなと思う。
人数制限は続くかと思いますが、お待ちしています。  (Nami)

2021年10月26日火曜日

柔軟な気持ちで

 毎月第1水曜にスタッフ会議を持っているが、

11月は祝日にあたるので1週早く開催した。
去年からzoomでも参加できるようにして、
緊急事態宣言の際にはみんながオンラインということもある。
画面越しでも顔を合わせられることはうれしいが、
少しずつ事務所に出てくるスタッフも増えてきた。

会議では今後の予定や通信のことなどを話し合うが、
オンラインで開催するようになってから、近況報告もするようになった。
そしてそれに合わせて、日々感じていることもいろいろ出し合う。

自分たちの子どものこと、家族のこと、新聞や本を読んで感じたこと、
もちろん不登校のことについてもお互いの思いを話し合う。
他の人の話を聴いて「なるほど」と思うこともよくある。
視点が変ったり視野が広がったりして、
自分の思い込みに気がつくことも。

ご相談を受けていると、子どもたちを取りまく環境も
子育ての環境もどんどん変り、
今までにないしんどさも多くなっているなと感じる。
できるだけ柔軟な気持ちで、お話を伺っていきたいと思う。(さくら)

2021年10月13日水曜日

バリケード

 緊急事態宣言が明け、人々がいつもの生活に戻りつつあるのに

なかなか動き出さない子どもをみると、うちの子だけどうして?
このままひきこもり?という気持ちでむねがキューと痛くなる。

社会から取り残されてしまうようで、
早く戻さないとますます差が出て戻りたくても戻れなくなるんじゃないか…

いつでも戻れるために、学校に行けないなら
せめて家であの頃のように規則正しく1日を過ごしてほしい。
私が見えるところで、私が安心できるように…

そんな親ごころとはうらはらに、子どもは自分の世界に閉じこもる。
自分の部屋には鍵をかけ、食事も自分勝手。
どうも部屋で夜中ずっとゲームをしているみたい。

***

『子どもは無言のバリケード』

安心できる僕の孤城に攻めてこないで。
(見えない孤城は不安だから親はなんどもノックする)
ノックの度にビクッとするんだ。
また外に連れ出そうとするから。
外に出て欲しいお母さんの気持ちもわかってる。
でも今は出られないんだ。ごめん。

***

ゆうスペースでお話しを聴いたあと思い出した光景は、
子ども部屋のクローゼットスペースに籠っていた長男の姿とパソコンの光。

子どもが社会人になった今だから、
あの時の子どもの声が聞こえるような気がする。
あの時ノックしまくって、こっちこそごめん。(かむな)