2022年6月8日水曜日

変ったのは「子どもを見る目」

 先月に引き続きラスカルとお当番。

ゆうスペースの時間まで、フェルマータも混じって近況報告。

ゆうスペースは3名の参加。
参加者さんがお互いに、今心配なこと、
悩んでいることなどなどをゆっくり聴きあってくださり、
「ウチはこんなんだったよ」と情報交換も。
それを聴いているラルカルがふわりと受け止めると、
参加者さんの表情も和らいで、ホッとされるように感じる。
子どもさんとの日々の生活の中で、
ともすれば凝り固まってしまう気持ちを、
少しでも和らげてくだされば私たちもうれしい。

日々の生活の中で、子どもたちはいろんな『動き』を見せる。
その『動き』は、純粋に
「〇〇がしたい」「○○に行きたい」というような
子ども自身の思いから出てくることが多いが、
ときには周囲からのプレッシャーや自身の焦りから
「何とかしなければ」とか「自分がやらなければ」
と感じて出てくることもある。

子どもが何かの動きを見せると、
親はうれしくてつい背中を押したくなる。
それが必要なときもあるけれど、
ときにはちょっと一呼吸置いてみたらどうだろう。
「本当に行きたいのかな?」「無理をしてないかな?」
今まで見えなかった子どもの気持ちが、
少し見えることもある。

親が変ればとか、子どもが変るとかいろいろ言うけれど、
そんなに簡単に変われるものじゃないな
とも思うようになった。
今振返ってみたら、変ったのは
「子どもを見る目」ではないかと感じる。
そしてその変化は、「安心できる場所で、
自分の思いを聞いてもらうことで生まれてきた」。
それは確かなことだ。

ゆうスペースがそんな場になればいいなと思う。(さくら)