9月も半ばだというのに真夏のような日差しの中、事務所に向かう。
今日の相方はNami。
台風の影響もあって8月は活動がなかったので、郵便物が貯まっている。
それを処理しながらのおしゃべり。
お互いに読書好きなので情報交換して、図書館に予約して…
これもお当番の楽しみのひとつだ。
午後からはゆうスペース。初めての方がお二人。
遠方からの方と、先日の迷走台風の影響で延期をお願いした方。
ようこそお越しくださいました。
子どもが学校に行けなくなり、毎日子どもの顔を見る生活は息詰まる。
自分は子どもに寄り添えているかな?向き合えているのかな?
余計なことを言ってしまった…、この対応でいいんだろうか…
勉強はしなくてもいいの?この先、この子はどうなるの?
不安でいっぱいになり、自分を責めてしまう。
小さな不安が大きな渦になって、巻き込まれてしまう。
ああ、あの時私もそうだったな。
子どもに寄り添う、向き合う…しんどい、ムリ!!
またいらんこと言うたな、あんなことせえへんかったらよかった…と落ち込む毎日。
勉強はできなくても仕方ない、将来もなんとかなるはず…
と自分に言い聞かせても、背中から心配と不安のオーラがわき出る。
そんな日々を送りながらも、徐々にこれでもいいんかなと思い始める。
気がつくと、子どもは少しずつエネルギーを貯めて一歩踏み出していった。
あの頃私がしていたことは結局、日々の暮らしを回していくこと、
自分の不安を誰かに聞いてもらうこと。それだけだった気がする。
そんな日々を送っても、なんとかなったよと、今だから言える。
不安の渦中にいる方に、今だから伝えられることのひとつだ。
「今日、来てよかった」と思ってもらえたら、
渦巻く不安の勢いがちょっと緩んだら、私たちもうれしい。
事務所を出たときはまだ猛暑が渦巻いていた。
でも家についたときには、少しだけ暑さがましになっていた。
秋の気配?長く続いた猛暑も必ず終わる。
何とかしのいで、心地よい季節の訪れを待ちたい。(さくら)