2024年9月11日水曜日

今だから伝えられること

 9月も半ばだというのに真夏のような日差しの中、事務所に向かう。
今日の相方はNami。
台風の影響もあって8月は活動がなかったので、郵便物が貯まっている。
それを処理しながらのおしゃべり。
お互いに読書好きなので情報交換して、図書館に予約して…
これもお当番の楽しみのひとつだ。

午後からはゆうスペース。初めての方がお二人。
遠方からの方と、先日の迷走台風の影響で延期をお願いした方。
ようこそお越しくださいました。

子どもが学校に行けなくなり、毎日子どもの顔を見る生活は息詰まる。

自分は子どもに寄り添えているかな?向き合えているのかな?
余計なことを言ってしまった…、この対応でいいんだろうか…
勉強はしなくてもいいの?この先、この子はどうなるの?

不安でいっぱいになり、自分を責めてしまう。
小さな不安が大きな渦になって、巻き込まれてしまう。
ああ、あの時私もそうだったな。

子どもに寄り添う、向き合う…しんどい、ムリ!!
またいらんこと言うたな、あんなことせえへんかったらよかった…と落ち込む毎日。
勉強はできなくても仕方ない、将来もなんとかなるはず…
と自分に言い聞かせても、背中から心配と不安のオーラがわき出る。

そんな日々を送りながらも、徐々にこれでもいいんかなと思い始める。
気がつくと、子どもは少しずつエネルギーを貯めて一歩踏み出していった。
あの頃私がしていたことは結局、日々の暮らしを回していくこと、
自分の不安を誰かに聞いてもらうこと。それだけだった気がする。
そんな日々を送っても、なんとかなったよと、今だから言える。
不安の渦中にいる方に、今だから伝えられることのひとつだ。

「今日、来てよかった」と思ってもらえたら、
渦巻く不安の勢いがちょっと緩んだら、私たちもうれしい。

事務所を出たときはまだ猛暑が渦巻いていた。
でも家についたときには、少しだけ暑さがましになっていた。
秋の気配?長く続いた猛暑も必ず終わる。
何とかしのいで、心地よい季節の訪れを待ちたい。(さくら)



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