2021年3月10日水曜日

ホッとしていただける場になれば

 久しぶりにNamiとのお当番。

やらなければならない事務作業はたくさんあるけれど、
聴いてほしいこともたくさんある。
最大限手を動かしながら、心にたまったものを棚卸。
なにげない会話の中にもたくさんの気づきがあって、
「♪あんだんて♪があってよかった」とつくづく思う。

午後からはゆうスペース。
子どもさんが学校に行けなくなって、まだそれほど時間がたっていない親御さんと
思えばもう数年、子どもさんとの日々を暮らしてきた親御さん。

子どもが学校に行けなくなって親子の距離が近くなる。
仕事や何か自分がやりたいこと、それに没頭する時間があればいいけれど
学校に行けない子どもを家に残して何かをやることを後ろめたく思ったり、
近年の状況の中、在宅勤務になったりでしんどさに拍車がかかる。
父親に理解がなかったり、あまり協力的でなければ、母親の負担はさらに大きくなる。

追い詰められた気持ちを、ちょっと開放できる時間が持てたり
安心して愚痴を言える場があれば、その愚痴に共感してもらえれば
ほんの少しだけれど気持ちは楽になる。

「こんなこと、うちの子だけやろか」と案じていたことも
「うちの子も同じ。そんな子は結構いっぱいいるよ」という言葉に救われる。
参加者さん同士で話を聴き合ってくださり、私たちはただその場にいるだけ。
でも、参加してくださった方にとって、本当に大切な時間だろうとも思う。

終わった頃に、参加された方の表情が柔らかくなっていたり笑顔が見えると
ゆうスペースをやっていてよかったなと思う。
私たちにできることは限られているけれど、
来てくださった方が「ホッとしてくださる」、
そんな場を大切にしていきたい。(さくら)

2021年2月26日金曜日

久しぶりの事務所

  きょうは久しぶりのお当番。

昨年末から用事で、なかなか当番に出られず、
山科に来ること自体が久しぶりなので、事務所付近の様子も変化があり、
急に更地になっていたところもあって、もとはなんだったっけ?などと
考えながら、事務所に到着。
予約は、ご希望が多くて、4名の方。
距離をとりながら、椅子をセットしてみる。
早くこういうことに気を遣わずに済む日がくればいいのにね。

 きょうの4名の方のうち、おひとりは、初めての方で、低学年の方だった。
私とラスカルは小学校低学年からの不登校の経験者で、
同じような思いをしてきたのだが、小学生ならではの難しさもあるけれど、
逆に小学生でよかったと思うこともあったよね、と二人で話し合った。
みんなと同じではなくても、
その子なりの育ち方というものがあり、それに早くから気づけたことは、
よかったのだろうと思う。
ご家族で、うまくサポートしておられるので、安心だけれど、
お母さんが、これからも無理なく、過ごされるといいなと思う。

きょうは、私も久々に直接、ラスカルと、フェルマータにも会えて、
話ができたことで、充電できたような気持ちになった。
人と会話することってほんとに大事なんだなと改めて思った一日だった。
(Nami )

2021年1月12日火曜日

今年初めてのゆうスペース

緊急事態宣言が再び京都府に出ました。ゆうスペースは今後どうしたらいいのか

悩ましいところですが、本日は以前より予約してくださっていた方に直接ご意向を
おききして、予定通り行うこととしました。

今後も、状況を鑑みながらではありますが、手洗い換気密にならない距離など
感染対策に気を付けながら、可能な限り開催していきたいと思っています。
しかしながら、状況によっては変更中止などの可能性もありますので、その際には
ホームページや留守番電話メッセージでお知らせいたします。
参加を予定されている方も、当日キャンセルも可能ですので、体調不良や外出に不安を
感じられるときにはどうぞご無理のないようになさってくださいね。

ゆうスペースは初めての方お一人来てくださいました。
まだ休み初めて間がないのに、色々な相談窓口や支援先などを探され、
お仕事もお忙しい中子どもさんのために頑張っておられました。

親も子もしんどいなか、なんとか学校へ足をはこんでも、そのときの先生の対応に
がっかりさせられたというお話をしばしばお聞きします。
「面倒をかけるな」と言わんばかりのイライラした態度や表情、
「どうしてこないんや?、しっかりしろ、みんな頑張ってるんや」などの心ない言葉。
子どもがふて腐れたり素っ気ない態度だったとしても、それは表向きで、
内心は不安と緊張の中、精一杯気持ちを奮い立たせて来ていると言うことが
わからないのでしょうか。
久しぶりに学校へ来た子どもの気持ちを想像することがそんなに難しいのでしょうか。
一言「しんどいのによく来たなぁ」といってくださるだけでいいのですが…。

今日はいくつかある京都の親の会の中でも中心的な役割を担ってこられた世話人の
Hさんが来てくださいました。これまで25年続けてきた「全国の集い」の活動を
まとめた本『登校拒否 不登校 親たちのあゆみ』を出版されたそうで、
わざわざ届けに来てくださいました。長年の活動に本当に頭が下がります。
あんだんての活動にも、いつも賛同協力してくださっています。
そして、私が一番はじめに出会った支援者はHさんでした。
Hさんが活動を続けておられる限り、私もあんだんての活動を続けていかなくてはと
改めて感じました。

2020年12月18日金曜日

思いは同じ

今年最後のゆうスペースはフェルマータと。

3人の方がご予約くださり、満席となった。

思えば去年の今ごろは、新事務所への移転が決り
みんなワクワクしていた頃。
2月末に引っ越して間もなく、
ゆうスペースが開けない状態になった。

突如学校が休校になるという今までにない事態に
子どもたちはどうしているんだろう、親御さんは大丈夫かな
と心配しつつ、悶々とする日々。

6月になり、ようやく3名限定ではあるが、ゆうスペースを再開できた。
それ以降今日まで、月2回のゆうスペースには
常に2~3名の方が参加してくださった。
満席でお断りするのは心苦しいが、今までになくゆっくりとお話を伺い
また参加者さん同士が共感しあえる場になっていたかと思う。

参加してくださる方の状況はさまざまで、
お家の事情が違ったり、子どもさんの状態が違ったりで、
時には、自分の子どものことをもどかしく思うことがあるかもしれないけれど、
その中にあっても、ご自身のことに思いを巡らされ
たくさんの気づきをされていく。
私たちも微力ながらお力添えできているかな?とうれしくなる。

ご事情や状態は違っていても、わが子を思う気持ちはみんな同じ。
不安で、心配で「何かできることはないか」とあれこれやってみて、
やがて本人を動かすのではなく、周囲が変化していくことで
子どもも自然に動き出すんだと気づいていかれる。
「そうなんだよね」、私たちも何年もかかってそう思えるようになった。

今しんどい思いをされている方に、私たちができることは
母親や周囲の方の気持ちが少しでも楽になり、
子どもが動き出す時を待つお手伝いをすること。
かつては私たちが、多くの方に助けていただいたように。

来年はどんな年になるのでしょうか?
少しでも心穏やかに過ごせて、
ゆうスペースもお気楽に参加していただけますように。
どうぞみなさまも、希望のある新年を迎えられますよう、
お祈り申し上げます。来年もよろしくお願いします。

2020年11月27日金曜日

思春期

  きょうはさくらと久しぶりにお当番。

満席が多かったゆうスペースは、意外にもおひとりだけのご予約だった。
その分、ゆっくりお話を聞かせていただけた。

 中2のころは、思春期真っただ中。
この年代の子どもたちが不登校になると、
思春期の問題も重なり、親子関係が難しくなるケースをよくお聞きする。
親は、不登校という事実が重くて、
腫れものにさわるような対応をしてしまったり、
どのような対応が正解なのかと、日々悩んだりしてしまう。
思春期が自立へのステップと考えると、やはり少し距離をとるほうが
お互い冷静になれていいのかなと思う。

放っておくというのでもないけれど、何事も本人に任せる、
本人が自分で決める、というのは大事なことだ。
そして、決めた結果を尊重してもらえる経験は、親に対しての信頼に
つながるのではないかな。そういうことを通して
新しい親子関係、家族関係に変化していくものなのかも。
日々の混乱や葛藤は、疲れるけれど、
子どもも日々成長するので、この時期を過ごしたあと、
家族みんなが仲良く、よい関係になるケースは
たくさん聞かせてもらってきた。
ストレスがたまったらどうぞ、ゆうスペースに吐き出しにきてもらって、
このしんどい時期を乗り越えていただけたらと思う。

 ゆうスペースの後は、さくらとゆっくりお互いの近況などしゃべれてよかった。
昨年の今頃なんて、マスクしながらとか考えもしなかったよねと話しながら…。
子どものことも話題に上るけど、老親のこと、お寺やお墓のことに至るまで、
話のタネは尽きることがない。
この楽しみがあるから、続けていられるんだよなぁと思いながら、
きょうも帰途についた。   (Nami)

2020年11月5日木曜日

スタッフ会議

コロナ感染防止のため行動規制の厳しい職場にいる家族と暮らしているので、事務所にもいけず、スタッフ会議もリモートで参加していたのですが、久しぶりの事務所に。。。

ペーパーレスより、メモを取る世代の私は実際に会う事はリモートとは違い、温かみ、居心地の良さを実感できる。自粛中は孤独を感じることが多く、想いをアウトプットする場がなかった。話すということは気持ちを整理するためにも必要なこと。
そういう意味でも、ゆうスペースや相談できる場というのは大事だと改めて感じる。

それぞれの視点での感想を言い合える♪あんだんて♪の存在は私にとって頼りになる拠り所だと実感した日だった。

2020年10月29日木曜日

気づきを重ねて

 10月ももう終わりに近づき、朝晩の冷え込みが厳しくなってきた。

事務所に着くと、フェルマータが暖房を入れ温めてくれていて、
お当番のマーガレットとともに一息つく。
暖かい場に受け入れてもらえると、体も心もほぐれる。

ゆうスペース。
不登校の子どもとのくらしをお互いに語り、聴きあい、共感する。
「そうそう」「それそれ」「一緒やねえ」
日頃感じていることを言葉にして振り返りながら、
気づいたことをまた言葉にする。
小さな「気づき」を重ねている内に、自分自身が少し変化して
その変化が夫や家族、周囲を変えていく。
周囲の自然な変化は子どもに伝わり、子どもの変化に繋がっていく。
時間はかかるかもしれないけれど、
その内に子どもは自分自身で動き出していくのだ。
「親が変われば・・・」とよく言われるけれど、
「無理に変わるのではなく、自然と変わっていけばいいんだよ」
と今なら言える。

「気づき」を積み重ねることができる場を提供し、
お手伝いができることをとてもうれしく思うとともに、
自分自身もまた、さまざまな「気づき」を重ねているなあと感じ、
ありがたく思う。

フェルマータが温めてくれていた部屋のように、
一息つける、暖かい場を大切にしていきたい。(さくら)