2024年10月25日金曜日

進路選択の時期

  きょうのゆうスペースは、たまたま、小6と中3で
それぞれが進路を選ぶ時期の方が来られた。
ちょうど、フェルマータが同席してくれていたので、
通信制高校や、単位制高校のことなど、話してくれて、
参考にしていただけたと思う。
親は情報を集めておいて、あとは、候補になりそうなところに
可能なら、本人と一緒に出向いて、実際の学校を見てみる。
高校の場合、全日制を選ぶか、通信制を選ぶかで、登校日数の負担は
かなりかわってくるし、欠席日数によって留年ということにも
つながるので、慎重にならざるを得ないけれど、
あくまでも「本人の意志」で、選ぶことが大事になってくる。

中3となると、中学校の方からは、高校に向けて、
練習の意味でも、少しでも登校できるようにと配慮してこられる
ケースもあるかもしれないけれど、
まもなく卒業する中学に登校する努力よりは、
この先の受験や、新しい環境になじめるだけのエネルギーを
蓄えることのほうが、今の時期では最優先だと思う。
休養十分で、エネルギーが蓄えられていた子は、
親が想像するハードルは、易々と越えていくというのは、
うちに来られたほかの方々を見ていてもそう思う。

 秋も深まり、なんとなく気ぜわしい季節になってきますが、
もうしばらく、ゆっくり休養して春に備えてくださいね。
とはいえ、それを見ている親の方は、何かと心がざわざわしてくる
季節でもあるので、ゆうスペースで吐き出してもらって
少しでも、気持ちが和らぐことを願っています。
お待ちしています。         (Nami)

2024年10月19日土曜日

afterゆうスペース

  ちょうど、お昼ごろに事務所に着けるように家を出たら、
駅前のショッピングセンターで、たまたま小梅を見かけて合流。
小梅がお弁当を買うのを待って、二人で向かう。
天気予報通り、お昼前から雨も降りだした。
事務所前のお地蔵さまのところには、子ども神輿が置かれていて、
明日のお祭りの用意がされていた。
きっと明日は賑やかなことだろうと思う。

 きょうのご予約はおひとりだった。
動き出したといっても、十分ではないエネルギーの状態で、
本人の希望であっても、そのとおりに行動できるわけでもなく、
親はそれに振り回されてしまう。
学校の協力や親の理解があっても、
子ども本人のしんどさはすぐに解消されるわけでもない。
子どものいろんな形のSOSをキャッチしながら、
寄り添っておられるお母さんは、とてもがんばっておられて、
ほんとにすごいと感心した。
でも無理されませんように、少しでも、気持ちの発散になれば
と思うので、また来ていただけたらいいなと思う。(Nami)


2024年9月11日水曜日

今だから伝えられること

 9月も半ばだというのに真夏のような日差しの中、事務所に向かう。
今日の相方はNami。
台風の影響もあって8月は活動がなかったので、郵便物が貯まっている。
それを処理しながらのおしゃべり。
お互いに読書好きなので情報交換して、図書館に予約して…
これもお当番の楽しみのひとつだ。

午後からはゆうスペース。初めての方がお二人。
遠方からの方と、先日の迷走台風の影響で延期をお願いした方。
ようこそお越しくださいました。

子どもが学校に行けなくなり、毎日子どもの顔を見る生活は息詰まる。

自分は子どもに寄り添えているかな?向き合えているのかな?
余計なことを言ってしまった…、この対応でいいんだろうか…
勉強はしなくてもいいの?この先、この子はどうなるの?

不安でいっぱいになり、自分を責めてしまう。
小さな不安が大きな渦になって、巻き込まれてしまう。
ああ、あの時私もそうだったな。

子どもに寄り添う、向き合う…しんどい、ムリ!!
またいらんこと言うたな、あんなことせえへんかったらよかった…と落ち込む毎日。
勉強はできなくても仕方ない、将来もなんとかなるはず…
と自分に言い聞かせても、背中から心配と不安のオーラがわき出る。

そんな日々を送りながらも、徐々にこれでもいいんかなと思い始める。
気がつくと、子どもは少しずつエネルギーを貯めて一歩踏み出していった。
あの頃私がしていたことは結局、日々の暮らしを回していくこと、
自分の不安を誰かに聞いてもらうこと。それだけだった気がする。
そんな日々を送っても、なんとかなったよと、今だから言える。
不安の渦中にいる方に、今だから伝えられることのひとつだ。

「今日、来てよかった」と思ってもらえたら、
渦巻く不安の勢いがちょっと緩んだら、私たちもうれしい。

事務所を出たときはまだ猛暑が渦巻いていた。
でも家についたときには、少しだけ暑さがましになっていた。
秋の気配?長く続いた猛暑も必ず終わる。
何とかしのいで、心地よい季節の訪れを待ちたい。(さくら)



2024年7月26日金曜日

通信印刷とゆうスペース

 きょうは、予定していたスタッフが体調不良により、
急遽お当番にフェルマータが入ってくれた。こういう時に
いつもフェルマータが居てくれるのは、本当にありがたい。

 ゆうスペースは、この暑いなか、初めての方と長年の会員さんおふたりと、
3人も来てくださった。年齢は、小中高と分かれていたが、
悩みながら過ごされてきた過程にも
共感できることがあったのではないかなと思う。
小、中、高とそれぞれの年代ごとで、悩みは様々なので、
その時々で、親も試行錯誤して対応していくしかないけれど、
小、中学生の方には、先に進むとこんな風に悩むこともあるのだなと
想像ができたり、上の年齢の方は、過ぎたことを振り返って、
こういうやり方もあったのかと逆に参考になることもあるのではないかと思う。
親の会の良さというのは、
自分の子どもにまったく当てはまることがなかったとしても、
お聞きしたお話が、何らかの自分の気づきにつながるという点だ。
なぜか、自分の子どものことは気づきにくくても、
よその子どもさんのお話を聴くと、理解できたりすることもあり、
ちょっと引いた目線で子どもを見てみると
これまでと違った変化や成長に気づくことができるかもしれない。
子どもの成長には、“良好な親子関係“が望ましいと思うのだけれど、
こういった良好な親子関係というような漠然としたものの在り方が、
よそのおうちのケースが参考になったりすることもある。

 きょうは通信印刷もあり、いつものお手伝いのかたと、さくらが
あとで来てくれた。きょうもまったく通信発送には関わることもできず
申し訳ないのだけど、3人でちゃっちゃっとやれてしまうほどの
熟練3人組が素晴らしい。お疲れさまでした。
暑い日が続きますが、皆さま、ご自愛ください。  (Nami)







2024年6月28日金曜日

雨降りと”お揃い”

 きょうはCocoとお当番。豪雨だったら、お休みにするところだったが
それほど強い降り方でもなかったので、通常通り事務所に向かうことに。
駅直結のお店で、欲しいものを探していたら、目的のものは
なかったけれど、通りがかった雑貨店で、たまたま
履きやすそうなレインブーツが目に留まり、即購入して、
そのまま履き替えて事務所に行った。

 きょうのゆうスペースの予約はキャンセルだったので、
シュレッダーをすることにしていて、
ラスカルから、連続して動かすと熱くなって止まると聞いていたので、
ゆっくりしなくちゃねと言いながら、Cocoと始めたのはいいけど、
数枚重ねたらもう止まった。
連続できないのなら、これってほんとは毎回動かして
処理しないと間に合わないよね、などといいながら、
Cocoがたまってる書類を時々機械を休ませつつ、
ぼちぼちと片付けてくれていた。
その間に、電話が鳴り、私が出たのだが、最近では
珍しいことにご相談の電話だった。

お伺いしてみると、小学生のお父様からで、
手がかりを求めて探されているうちに、HPにたどり着いてくださったようだった。
たまたまきょうはゆうスペースが開店休業だったので、
お聞きできたのだけど、開催中のときは、相談電話をとることができないので
わずかな時間だったけど、お話しできてよかったと思った。
まだ、ごく初期の段階なので、ご本人も混乱されてる最中だろうと思うし、
ご家族も、対応に悩まれて、でも、お仕事もあるしで、ほんとに
困っておられるのだろうと容易に想像できた。
改めて今の若い親御さんたちの本当のご苦労を
目にしていないので、なんのお役にも立てないことを
心苦しく思ったのだけれど、
まだまだ幼いそのお子さんが十分な休養を保証してもらえて、
元気を回復し、自分の道を進んでいけるよう
見守ってもらえますようにと、祈るような気持ちになった。
またお電話くださったらいいなと願っている。

 ところで、きょうの特筆すべきことは、一日で、3人が
お揃いのレインブーツを買ったっていうこと。
朝、私が買って履いていったレインブーツを見たフェルマータと
Cocoが、「これいいわ!」と興味を持ってくれて
Cocoが帰りに私と色違いのを買うのに付き合い、
その後、フェルマータもCocoと同じのを買ったらしく、
3人お揃いになったのだった。
♪あんだんて♪では、おもしろいことも起きるものだ。  (Nami)

2024年6月15日土曜日

初めてのafterゆうスペース

 毎年4月に♪あんだんて♪サポーター更新をお願いしているが、
もう長くゆうスペースに参加されていない方も更新してくださる。
ありがたいと思いつつ、今はどうされているのだろう
更新してくださるのは♪あんだんて♪を必要とされているから?
などと思いながら、名簿に記載し通信を発送する。
長らくご支援いただいているサポーターさんとも交流できれば
という思いで今年度から「afterゆうスペース」を始めた。

第1回。お当番の相方は小梅。参加者は3名。
お一人はもう10年以上前からかかわってくださっている方。
あとのお二人は時々ゆうスペースに参加して、
少し先を行く経験者としてお話をしてくださる方。
初めての試みなので、私も小梅もちょっと緊張していたが
参加者さん同士が話を聞き合ってくださり、
私たちも深く考えを巡らせる貴重な時間となった。

学校に行くのがしんどい子どもたちは「不登校」という時期を経て
「オリジナルな道」を進む。親にとっては「オリジナルな子育て」。
どの子もしっかり休むことができれば、自分の足で動き出す。
それは確かなことだ。
ただ、「オリジナルな」という部分が一筋縄ではいかないことも感じる。
子どもの生きる力を信じながらも、いつも不安がつきまとう。
それの不安は家族のあり方、パートナーとの関係から起因することも多々あり、
子どもが「不登校」を通して教えてくれたのかもしれないとも思う。

子どもが自分の足で歩き始めるとともに、
親は自分がどう生きていくのかを考える時期を迎える。
「子どものために」から「自分のために」に軸足を置き
これからのことをともに考える。
afterゆうスペースがそんな時間になればとも感じた。(さくら)

2024年6月12日水曜日

ゲーム会社よ、何とかしてよ!

 ゆうスペースお二人参加。
不登校始まったばかりの高校生の男の子のお母さんが来てくださり、
今日はお一人かなと思ってゆうスペースを始めたところに、
以前から何度も参加してくださってる会員さんが来てくださった。
こちらも男の子さんのお母さんで、少し先行く年代だったので、
お二人で共通の話題やお悩みがあり、共感し合いながらお話が弾んだ。
今日のスタッフは私もマーガレットも女の子しか経験がなく、
また年代も離れていたので、良い組み合わせができてとても助かった。

お話の中で、ネットゲームに参加するための登録や課金に、
最近はクレジットカードが必要だという話題に。
以前は、ゲームをするために、コンビニなどでカードを現金購入したり
チャージしたりする方法があったようだが、
最近はクレジットカードでないとできなくなってきているそうだ。
子どもはもちろんクレジットカードは持っていないので、
親のカードを借りてと言うことになり、
それが揉め事や不安の種となる。
際限なく使われても困るし、カードの個人情報が漏れて
犯罪や詐欺などに巻き込まれたりたりしないか、
親世代はとっても気になる。

ゲーム会社も自分たちの儲けや利便性ばかりに走らずに、
ユーザーである子どもやその保護者のことをもっと考えて、
意見を聞いて、何らかの手立てを考えて欲しいものです。
こういうところにもっと規制がかかればいいのにな。(ラスカル)