2023年5月9日火曜日

日々の暮らしを積み重ねて

朝は冷え込んでいたけれど、昼間は暑いくらいの快晴。
久しぶりのお当番に心が弾む。
会議もオンラインが当たり前になってきて、
スタッフ同士顔を合わせる機会が減っている。
オンラインももちろんいいのだが、やっぱり対面。
ラスカルとNamiに積もり積もった話を聴いてもらい、
頭の中を整理していく。
私のためのゆうスペース!!スタッフの特権だね(笑)

ゆうスペースはお二人参加。
学校には行っていないけれど、それなりに落ち着いている
となんとなく思っていても、
子どもが見せる変化に、親の心は揺れる。
特に4月、5月はその揺れが大きい。
身体の調子も心の調子もなんだかいつもと違う。
自分だけ?いえいえみんな同じ。
ゆうスペースでそんなことも確認し合ってほっこり。
でもそのしりからまた、不安がわき上がってくる。

学校に行けなくなると「不登校の子」と言われる。
それまでと変わるところはないはずなのに、
そう言われることは、
親としてとても心苦しかった。
子ども自身はもっとつらく、しんどいことだったかと思う。
不登校の子に対する支援は広がってきているけれど、
そこに参加できるのは「不登校の子」。
わが子は「そんな不登校の子が行く場所に行きたくない」と言った。

その思いはどう変わってきたか。
親が支えられ、自分のしんどい気持ちが少しずつ軽くなると
子どもを見る目が変わってきた。

「学校には行っていないけれど、それ以外は変わりがない」

親がそう感じるようになっていることがと伝わってきて、
自分も少し気持ちが楽になったと、
後に子どもが話してくれた。

何か特別なことをしたわけではなく、
日々の暮らしを重ねる中で子どもが見せる、
好きなことに出会って楽しそうにしている姿、
ちょっとお手伝いをしてお役立ち感を感じている姿などなど。
親が支えられ、周囲の理解を得つつ、その姿を見ている内に
「不登校の子」という意識が薄まっていく。
もちろん、今も心の隅っこでチクチク痛みを感じるし、
消えることはないかもしれないけれど
十分薄まればそれでいいんだとも思う。
本当は「不登校」なんて言葉がなくなればいいと思うけど…。

ゆうスペースで参加者さんのお話を聞きながら、
自らの心にも問いかけ、整理をしているなと感じる。
来てくださってありがとうございます。出会いに感謝。(さくら)

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