2020年9月24日木曜日

日々の変化、小さな気づき

朝晩涼しくなって、ようやく秋の気配が見えてきた。
事務所近くの栗の実も、おいしそうに色づく。
京都駅も少しずつ人出が増えてきて、
心配しつつも、足取りがホンの少し軽くなる気もする。
事務所に着くと、ラスカルが出迎えてくれた。

ゆうスペース。
久しぶりの方も来てくださって、みなさんの近況をお聞きする。
思いがけない休校期間、
子どもたちにとっては自分のペースで動ける時間でもあったが、
外に出られない閉塞感の中で、人間関係のしんどさを経験した子も。
突然、いろんな状況がいっぺんに変わったのでしかたのないことだけど
周囲の大人も翻弄されて、子どもたちに目を向けることが難しく
置き去り感を感じた子もいたのではないかと思う。

子どもたちが戻ってきた学校現場は、今までにない配慮が必要になり、
先生方のご負担が増え、対応に苦慮されている様子もうかがえる。
子どもは大人が思っている以上にたくましいけれど、
やっぱりできる限り、心を配る必要があると感じる。

そんな中、子どもが学校に行けなくなり、
子どもと過ごす時間が否応なく増えてしまう親御さんやご家族は
ふとした瞬間に、子どもの変化を感じることが多い。
何気なく過ごしていると見過ごしてしまうホンの小さな変化。
心配になってしまうようなことも多いけれど、
心から「うれしい」と思うこともいっぱいある。
それを誰かに伝えたいと思っても、「そんなことくらいで・・・」
と一蹴されてしまうこともよくあることで、なんだかさみしい。

でも、ゆうスペースなどで同じ立場の方に聞いてもらうと
その気持ちに共感してもらえて、気持ちが楽になっていく。
心配なことも一緒に考えてもらって、ちょっと先が見えてくる。
私も♪あんだんて♪の仲間に支えられてきたなと、あらためて思う。

一度はオンラインでの開催も考えたゆうスペース。
それもありなんだけれど、小さな共感はやはり場を共有してこそのもの。
「この空気感!!」。これからも大切にしていきたい。(さくら)

0 件のコメント:

コメントを投稿