朝晩涼しくなって、ようやく秋の気配が見えてきた。
事務所近くの栗の実も、おいしそうに色づく。
京都駅も少しずつ人出が増えてきて、
心配しつつも、足取りがホンの少し軽くなる気もする。
事務所に着くと、ラスカルが出迎えてくれた。
ゆうスペース。
久しぶりの方も来てくださって、みなさんの近況をお聞きする。
思いがけない休校期間、
子どもたちにとっては自分のペースで動ける時間でもあったが、
外に出られない閉塞感の中で、人間関係のしんどさを経験した子も。
突然、いろんな状況がいっぺんに変わったのでしかたのないことだけど
周囲の大人も翻弄されて、子どもたちに目を向けることが難しく
置き去り感を感じた子もいたのではないかと思う。
子どもたちが戻ってきた学校現場は、今までにない配慮が必要になり、
先生方のご負担が増え、対応に苦慮されている様子もうかがえる。
子どもは大人が思っている以上にたくましいけれど、
やっぱりできる限り、心を配る必要があると感じる。
そんな中、子どもが学校に行けなくなり、
子どもと過ごす時間が否応なく増えてしまう親御さんやご家族は
ふとした瞬間に、子どもの変化を感じることが多い。
何気なく過ごしていると見過ごしてしまうホンの小さな変化。
心配になってしまうようなことも多いけれど、
心から「うれしい」と思うこともいっぱいある。
それを誰かに伝えたいと思っても、「そんなことくらいで・・・」
と一蹴されてしまうこともよくあることで、なんだかさみしい。
でも、ゆうスペースなどで同じ立場の方に聞いてもらうと
その気持ちに共感してもらえて、気持ちが楽になっていく。
心配なことも一緒に考えてもらって、ちょっと先が見えてくる。
私も♪あんだんて♪の仲間に支えられてきたなと、あらためて思う。
一度はオンラインでの開催も考えたゆうスペース。
それもありなんだけれど、小さな共感はやはり場を共有してこそのもの。
「この空気感!!」。これからも大切にしていきたい。(さくら)
2020年9月24日木曜日
日々の変化、小さな気づき
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