2024年3月1日金曜日

楽しく休養する

 きょうはCocoとお当番。急いで事務所に向かったはずだったが、
先にCocoが来てくれていた。Cocoと直接会うのは、ひょっとして
昨年のお当番以来?で、とりあえずの近況報告が長引いてしまう。

 きょうは、お二人参加のゆうスペース。
どちらも常連さんだったので、その後の近況を聴かせてもらう。
小学生と中学生で、立場は違うけれど、今大事にしないといけないことは
共通している気がする。
おふたりともご家庭で、ゆっくり休養しながら、好きなことはされていて、
十分、力をためてきておられるようにお見受けしている。

どの程度、力がたまってきたら、どの程度動けるのか、というのは
本人にしかわからないし、もしかしたら、本人もあまりわからないのかもしれない。
暇なので、「〇〇したい」と言ってみたところで、
それが続くかどうかもわからず、新しいことにチャレンジするのは
ハードルが高いと思ってしまいがちだけれど、
本当の意味で、力がついてきたら、高いと思っていたハードルは
易々と越えてしまうということを、いろんなかたのお話でお聞きしているし、
我が家の場合もそうであったと思う。

予定していたことをドタキャンしたり、
やろうとして始めたのに、結果としてできなかったり、
親としては、「自分で言い出したのに」と言いたくなるような
こともあったりするけれど、
それらはすべて、この先の乗り越えるべきハードルに向けての
助走であるように思う。
結果としてできなかった、となったとしても、そこに至るまでの
プロセスを経験することは、「できた」場合も「できなかった」場合も
同じだ、ということを当時、カウンセリングで指摘されたことを思い出す。
親子で十分暇で退屈な時間を楽しんで、
不登校時間を過ごしてもらいたい。
とはいえ、春は新年度に向けて、何かと気持ちがざわつくときでもあるので、
そういうときはゆうスペースをぜひ利用してくださいね。 (Nami)

2024年2月14日水曜日

ともに学び、ともに考える

受験シーズン真っ只中に、寒暖差の大きな日々。
受験生の親御さんも気を遣われる毎日かと、
お当番のマーガレットと懐かしい日々を思い出す。

ゆうスペースの参加者はお二人。
ともに中3で、進路も決ってホッと一息。
とはいうものの、4月からのことは気にかかる。
「私たちもそうだったね」とこれも懐かしい。

ただ学校に行っていない子どもの育ちは本当にそれぞれだ。
「あるある」と思わず声を上げてしまうようなことも多いし
経験者から聞く育ちのモデルのようなものもあるけれど
「自分の子どもには当てはまらない」と不安になることも。

ゆうスペースでお話を伺う中でも、自分が経験したことがないことや
当時は気にならなかったこと、心配にならなかったことなどを耳にする。
同じように思えることでも、子どもさんや親御さんを取りまく状況によって
大きく違ってくることも多いなと気づく。

私たちにできることは限られているけれど、
安全な場所で、安心してお話しいただき、
ともに学び、ともに考えることができたらと思う。

少しでもお気持ちを楽にしていただけたら、
との願いを込めて。(さくら)

2024年1月26日金曜日

通信印刷とゆうスペース

 きょうは、ラスカルと事務所当番。
通信印刷もあるので、さくらは直接社協へ向かってくれた。
さくらとラスカルは、通信の編集も担当してくれているので、
印刷日までにも仕事がたくさん。
20年も活動をしているので、今号は125回目の発行で、
ふたりとも、慣れたものとはいえ、それぞれがどういう状況であっても
自分の仕事をきっちりこなしてて、身びいきと言われるかもしれないけど、
ほんとにすごいことだし、感謝と尊敬しかない。
また、印刷日は、ベテラン?のお手伝いの方が
ありがたいことに、毎回お越しくださり、
これまた、手慣れたものなので、すぐに発送準備が整う。
そんなわけで、私は帰り際に郵便局に運ぶのを手伝うだけで終わってしまうという
印刷日の風景はいつものことである。

 ゆうスペースは、お二人のご参加だった。
おひとりは、初めての方で、中3の方だったのだが、
この時期になると、卒業後の進路については悩まれて当然だろう。
特に、本人に目に見えるような動きがさほどない場合は、
親としても動きづらいものがある。
お母さんはご本人の意志を尊重しておられたので、
それで十分だと思った。
ただ、今は、動けなくても、親は情報を集めておくのが大事というのは、
うちの「不登校からの進路選択」の本や、♪あんだんて♪通信でも何度も
取り上げさせてもらっているところだが、
情報を持っていることで、親の気持ちも安定するので、
そうしながら、この時期を過ごしてもらいたいと思う。

ご本人の意志で、納得した進路を選択できれば何よりだと思うけれど、
エネルギーが十分でなく、選択できない場合であっても、
この際、先延ばしにしてもなんとかなるものだということも
併せて伝えていけるといいなと思う。そういうのもアリだと
伝えたうえで、自分はどうしたいのかを考えてみてほしいと思う。
学校の区切りとご本人の進み具合は必ずしも一致するものでもないということは
多くの方のお話を聴かせてもらって、感じているところで、
親としては、歯がゆいかもしれないけど、
焦らず、ご本人のペースを見極めることが大事かなと思う。

進路選択に限らないですが、こうしたときのはらはらやらイライラは、
一人で抱えずに、ゆうスペースに吐き出しに来てくださいね。
お待ちしています。             (Nami)     

2024年1月10日水曜日

男の子はおもしろい?

 今年初めてのゆうスペース。
Cocoとは年末から続けてのお当番。
年始から続いた心痛むできごとに思いを寄せながら、
これからはどうか穏やかにと願う。

年末からの郵便物の中に1冊の冊子が。
おうみ子ども・若者未来のタネプロジェクトが発行している
『学校に行きづらい子どもたちのための育ちと学びのサポートブック』の
最新号「湖南圏域エリア版」だ。
この冊子は親御さんたちが自らの手で作成され、
すでに発行されたものと合わせて、滋賀県内の情報が網羅されている。
♪あんだんて♪も情報誌がスタートだっただけに、
この冊子の大切さを実感する。
↓こちらからご覧いただけます。

湖南圏域エリア版、甲賀市版では『不登校でも子は育つ』が紹介され、
またコラムなど県外の方にとっても大切な情報も載っているので、
興味のある方はぜひご一読を。

午後からゆうスペース。
初めての方と少し先を行く人と、合わせて3名の参加。
この日はみんな男の子の母親。♪あんだんて♪マジック!!

母親にとって男の子は「なんだかよくわからない存在」でもある。
特に思春期になると急に大人びて、戸惑うことも多い。
一方で妙に子どもっぽくて「なんで?」ということも。
しんどさから出てくる行動だとわかっていても
異性であるが故に受け入れ難かいこともあるし、
粗暴だと感じて、「この子は大丈夫か」と不安になることもある。
でもそれぞれの経験を話してみると、誰もが通る道だとか
よくあることだとわかりちょっと安心。
「男の子ってねえ」とクスッと笑い話になることも。
母親にとって男の子は「おもしろい存在かも」なんてね。

逆に父親と娘もそんな関係なのかもしれないと思う。
何とか理解しようと歩み寄れば寄るほど、
関係がぎくしゃくするとも聞きき、
父親の涙ぐましい努力が届かないことも多い。
でも父親がお互いに話をすれば
「やっぱりそうなんだ」と力が抜けるのかもしれない。

心配なことをひとりで抱えているとどんどん不安になるが、
どこか安心できる場所で、ちょっと口にできればホッと一息つける。
ゆうスペースもそんな場でありたい。

必要な方に必要な支援が届きますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。(さくら)


2023年12月22日金曜日

今は土台を作るとき

 この冬いちばんの寒波がやってきて、
「もしかしたら山科は雪?」なんて思いながら事務所へ。
これまでも自宅周辺は降っていなくても山科は真っ白、
なんてことがあったが、今日は大丈夫。
それにフェルマータが部屋を暖めて待ってくれている。
相方のCocoは、出身地の友だちが送ってくれたという
大雪の写真を見せてくれた。
雪景色はきれいだけれど、生活への影響も心配になる。
暖冬といっても油断はならない。

ゆうスペースはお一人。初めての参加。
「こんなにゆっくりと話を聞いてもらっていいんですか」
と恐縮されていたけれど、もちろん。
いろんな人の話を聞くことはできないけれど、
そんな時は私たちやこれまで出会った方の子どもが
どんなふうに成長しているのかをお伝えする。
それだけでもちょっと安心してもらえて、うれしく思う。

子どもが不登校という状態になっているのは
何らかの事情で、子どもにとって学校が
「安全で安心できる居場所」になっていないことだと思う。
居心地の悪さを感じながらも、何とか合わせようとがんばって
エネルギーを使い果たしてとうとう行けなくなってしまう。
そこからエネルギーを貯めるのにはやっぱり時間がかかる。

友だちと遊べたり、家の中でいきいきと過ごし始めると
「もしかしたら行けるかも」と思ったりもするが、
いざ行こうとすると行けなくて落ち込む。
大丈夫だよ、
まだエネルギーが満タンになっていないんだね。

安全な場所で、安心できる人たちと過ごすことで
エネルギーは貯まっていく。まずは土台作り。
興味のあること、好きなことをができるのがいちばん。
それが時間つぶしや今のつらさを忘れるために始めた
ゲームやnetでもいいのだ。
親のとって無駄のように見えることでも、
そこから得たものが新たなつながりを生み出すことも多く
視野がどんどん広がっていく。
しっかりとした土台の上に立つ子どもは、たくましい。

今日、明日…というより少し長い目で
できれば1年くらい先を見据えて
過ごしていければいいなと今は思う。

「急がば回れ」

とは言いつつ「一体いつになったら?」という思いは
信頼できる人に聴いてもらって。
ゆうスペースでもお手伝いしますよ。(さくら)

2023年11月24日金曜日

にぎやかな通信発送日

  きょうはCocoと久しぶりに事務所当番。
先だってのイベント直前に、Cocoに思わぬアクシデントがあり、
イベントの際、正面に貼ってるタイトルはいつもCocoの手書きなので、
ちょっと心配したけど、たちまち回復して復帰してくれて大助かり。
それにしても回復の早いこと。
きょうは、通信の印刷と発送もあり、印刷組のラスカルとさくらは、
直接社協へ。午後からお手伝いの会員さんも来て下さり、
にぎやかに発送業務。
同じメンバーで集まることもなかなかないので、話題も尽きない。

 ゆうスペースは、おふたり。
どちらも男の子で、小学生と中学生。
不登校が始まって間もない方も、ある程度落ち着いておられる方も
共通の心配事は、ゲームのことや勉強のこと、それから、いつになったら
動き出すのか?ということ。
エネルギーがたまってからとしかお伝えすることはできないけれど、
エネルギーがたまってきたということはどういう状態をいうのか、
それは、親にもわかるのか、というご心配もある。

確かに、いつもそばに居る親には、子どもの成長は逆に見えにくい点も
あるかもしれない。でも、同学年のよその子どもたちや、
ほかのきょうだいと比べるのではなく、数か月前と現在の子どもさんの
様子を比べてみると、何らかの変化が必ずあると思う。
一時的には退行したりして、悪化?のように見えることもあるかもしれないけど、
それはこの先を進んでいくための助走である場合もあるし、
成長といっても、直線的に進んでいくものでもないと思う。
毎日見ているお母さんにとっては、子どもさんの成長がわずか過ぎて
気づきにくい場合でも、私たちがお話を聴かせてもらっていると、
前回のお話と比べても、ずいぶん成長されたなと感じることも多い。
継続してきてくださっていると、そういうところをお伝えできて、
ともに喜べるのはほんとに嬉しい。
どうぞまた、お越しくださいね。       (Nami)

 

2023年11月7日火曜日

人と人とがつながる場

 11月3日の開催した20周年記念&「不登校あるある」発行記念イベントには
連休中にもかかわらず多くの方がご参加くださった。ありがとうございます。
長く不登校の子どもと親を支援し、現在はフリーランスの小児科医として
ご活躍の有井悦子先生と♪あんだんて♪代表福本が
「不登校の子を持つ親を支える~私たちにできること」をテーマに語り合い、
また後半は先生が会場からの多くの質問に丁寧に答えてくださり、
参加された皆さまにとって、実り多い時間となったかと思う。
子どもの心相談医としての幅広い知見、ご経験に裏打ちされた力強い言葉に
私たちスタッフもこれまでの日々をふり返り、胸が熱くなった。

参加者の中には、「有井先生に一言お礼を」という方も多く、
終了後には順番待ちの列ができるほど。
先生のこれまでのご尽力を改めて感じた。
また支援者の方もいらっしゃって、あちこちで挨拶が交わされ
ここが人と人とをつながる場になっているんだなと、
支援の広がりもうれしく思った。

あっという間の20年だったが、
今もしんどい思いをしている親御さんがたくさんいらっしゃる。
私たちにできることを、続けていきたいと思っていますので
今後ともよろしくお願いします。

イベント後、初めての活動日。
フェルマータ、マーガレットとともに振り返りながら、片付けをする。

午後からはゆうスペース。
よく参加してくださる常連さんと初めての方、
あわせて3名が参加してくださった。
参加してくださる方はそれぞれ子どもさんの年齢も状況も違う。
また通っている学校の事情もそれぞれだ。
「これが聞きたい」「こんなことが不安だ」とおっしゃることに
私たちスタッフが情報を持ち合わせていないこともよくある。

そんな時、偶然に一緒になった参加者さんから貴重な情報を提供してもらい
それを聞いた参加者さんの顔が「ぱあっと」明るくなることも。
「それが知りたかったんです」と安堵され、私たちもホッとする。
生きた情報は何よりも貴重だ。

初めての方は、早速次回も予約してくださった。
続けてきてくださるとうれしい。
ゆうスペースも人と人とがつながる場。
安全で、安心して参加できる場を大切にしていきたい。(さくら)